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企業の広告担当者が知っておくべきデザインの基礎知識

 訴求(アピール)について


心構え


自分でオリジナルのチラシデザインをする方で、内容を構成する際、まず勘違いをしておられる方がよくおられます。それは・・・

このチラシ/パンフレット/ポスターを見る人は

自社(自分のお店)に興味を持っている
自分の考えに興味を持っている
自分の商品に興味を持っている


と思っていることです。チラシ作成の際、自分のお店の名前を一番上に大きく配置する方がよくおられます。お客さんにとっては正直、お店の名前に興味はないのです。
あなたの素晴らしい思いつき、あなたが苦労して開発した商品、「・・・だから?」「自分には関係ないしね」といってバッサリ切り捨てられます。ですから・・・

一度、この考えは捨ててください。

チラシ/パンフレット/ポスターを作るときの心構え

相手は興味を持ってくれない
このチラシはすぐに捨てられる
ということです。


メリハリが重要


チラシ/パンフレット/ポスターを作成する際、内容を説明するためにはいろいろな要素が必要です。もちろんお店の名前や連絡先、内容を少し詳しく解説する説明文などなど、必要な情報を盛り込むために、たくさんの文字が必要になります。

その時に、相手(ターゲツト)が興味のありそうな部分のみ、または説明する上で、重要な部分のみ、
メリハリをつけてものすごく大きく目立つようなレイアウトをします。

真剣に見る気もない人でも、大きい文字は無意識に読んでしまいます。
また視覚のみで伝わるようイラストや写真も重要です。つまり、

パッと見た目で何が伝えたいのかすぐにわかるという事です。


相手が興味のあることを先読みする


次に大きく表示するコンテンツを何にするかということです。ここでは
相手にとってメリットがあること
相手にとって興味があること

を最優先に考えます。

そこに行く事にことによって何が得られるのか、それは相手にとってどのような利点をもたらすのか、体験するとどんな良い効果が得られるのか、など、ターゲットを想定し、その方が好む状態を予測し、その状態をタイトルなど盛り込みます。

例えば、シュークリームを売ると想定します。キャッチコピーを考えてみましょう。

ダメな例:○×店のおいしいシュークリーム こだわりの○×卵使用 1個250円

良い例:パティシエこだわり○×卵使用、今,OLさんに大人気、ふわふわ生クリームとトロトロのカスタード、極上のひとときをあなたに! ○×店で販売中! 1個250円

「今OLさんに人気」の部分は大衆心理をくすぐる戦略です。多くの人は右に習えをする習慣があります。他の人と同じ行動をすると落ち着くからです。
「OLさん」というのはターゲツトを絞ってます。ターゲツトは絞った方が、より刺さりやすくなります。もちろん専業主婦やオジサマたちだって、OLが興味を持っているという商品に興味をそそられます。
「ターゲツトを絞るとその人しか来ないのでは?」と心配されると思いますが、絞ることは、より効果を生み出すのでご心配なく。
「ふわふわ生クリームとトロトロのカスタード」は、食べるとどんな感じなのか説明しています。


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